スターリングエンジンは、外燃機関の一種で、熱源(温度差)があれば出力を取り出すことができます。どんな熱源も利用可能なスターリングエンジンの特徴を生かして、お湯を熱源としたフリーピストンスターリングエンジンを作ってみましょう。
このスターリングエンジンは、<写真>のようなフリーピストンスターリングエンジンです。一般のスターリングエンジンは、クランク機構を用いた物が多く、ピストンの直線運動を回転運動に変換しています。このフリーピストンスターリングエンジンは、クランク機構などを使用せず、ピストンの直線運動を直接利用しています。そのため、構造が簡単で効率の良いスターリングエンジンです。うまく調整しますと、マグカップ一杯のお湯で、約1時間くらい(お湯の温度が50度くらいに下がるまで)運転することができるスターリングエンジンです。
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