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今月のエッセイのテーマは

「化粧という快楽」

化粧する時間の楽しみ方、自分なりの使い方の工夫、
そして得られた効果や、思いがけない反応など。
化粧をすることで得られる快楽、楽しみについて教えてください。

ヒロピーナさん

休みの午後、おきぬけの自分の顔を鏡で確認。
もうすぐ29歳の私がそこにいる。
すっぴんは気持ちよい。が、眉なしの間抜けな私。

友達との約束の時間までにはまだまだ余裕有。いつものように顔を洗い髪をカー ラーで巻き込んでメイク開始。
どんどんオン・タイムの私になっていくのがわかる。
ずばりメイクは少しの勇気と自信を与えてくれる心のサプリメントです。

ヒロピーナさん

29歳ってなんだか特別な、そしてビミョーな年齢。
ちょっと自信があって、楽しみ方もわかって、でも、 ゴールはまだ見えない…。私もそうでした。
そんな危うい気分も、メイクでフォローアップできます。
<オン・タイムの私>でありつつ、気持に魔法をかける メイクのテクをブラシアップする。
すっぴんの私も、オン・タイムの私も、
前向きに、自分に熱中したいですね。
葵さん
みさ鈴(みさりん)さん

「どうしたのぉ、キレイになっちゃって」
「えらく若返って!」。
最近、合う人合う人にそんな言葉をもらう私。
じゃあ、前の私は何なの?とひがみたい気持ちもあるけど、まあ悪い気はしない。
でも、秘密を明かせば原因はわかっている。それはずばりアイメイク。
アイラインを入れたせいだ。以前からマスカラとアイシャドーは使っていたけど、もう20年以上も同じメイクを続けていた。
もっとも、その前にもう一つきっかけがある。
今つきあっている彼氏が「アイラインを入れてみたら」とアドバイスしてくれたこと。
ちなみに私は40代後半、2人の子持ちで、いわゆる未亡人と呼ばれる境遇。
そんな私が再び恋をした。だからキレイに…ということもあるだろうけど、みんなが驚き始めた時期を考えると、どうもこの1本の目張りが決定的に女を磨いたようだ。
平々凡々の暮らしにどっぷりと漬かっていたら、おそらくメイクを変えることもなかったし、今更キレイになりたいとも思わなかっただろう。
そんな点では降ってきた「恋」に感謝している。
そろそろ人生も日暮れの頃。
でも、気持ち次第で輝くことができるんだ。何より20代の自分より、シワやシミが増えても今の自分が好き。そう思えるって素敵だと思う。 そんな、こんなを考えらながら今日も鏡の前でこっそり、でもしっかりアイラインを入れている私です。

みさ鈴さん。

ワァとか、フーム!とか、ちょっと私も羨ましくなるジュクジュク・エッセイをありがとうございます。
やっぱり恋の決め手、イヤイヤ仕上げの最後はアイメイクなんですね。
私も実は最近、開眼してまして、かなり遅咲きですが、一重まぶたの印象的なアイメイクの完成までを、あーでもないこーでもないと追究しています。
じゃぁ優しい言葉でアドバイスしてくださった恋人によろしくお伝えくださいませね。
葵さん
ななえさん

学生時代の化粧といえば、ほとんど口紅だけで過していて、そういえばランチの後なんかキャンバスを歩きながら紅筆でグイッと化粧直し。ホント!上手なものでした。
でも最近は、そういうことでは間に合わず、大きな鏡の前に座って真剣になっています。
化粧をするって画家がキャンバスに向って絵を描くのと同じだと、有名なメイキャップアーティストが言っていましたね。私はまだまだそのレベルには届かず、 でも、海外旅行のお土産とかでいただいた、ブランドもののファンデーションとか、アイシャドゥ、マスカラなどを駆使して、けっこう頑張っているのですが。
ある日のこと。学生時代のマダム系が集まるランチがあって、それなりに頑張って出かけたら、席についた途端、大爆笑の渦に・・・
エッ!なになに!私がどうかしたの!
訳がわからない状態に突き落とされ、立ち尽くす羽目に。
一番仲のいい美砂が、ようやく笑い止んで、「ちょっと鏡見に行こうか」と私の手をひいた。
一体なにが起こったの。パニック状態の私に、美砂はゆっくり笑いながらこう言った。
「マスカラ頑張ったのは評価するけれど、左は忘れちゃったの」という。
うーん、エッ、そんなはずは、でも…あっそういえば、やだやだ、ウソみたい…
はい。きちんと思い出しました。宅急便が来たのです、でかける前の、しかも化粧中に。
で、立ち直った私は、思い切り皆様を待たせて、ホテルの化粧室の鏡を前にして、左目のマスカラの続きを極めたのでした。

ななえ様。

そういうことってありますのよね。
私は化粧ポーチに口紅を入れ忘れたことがあって、会食の後で気がついて大慌て。
アーケードで探しても、着ていたジャケットに合う色が見つからず、本当に困りました。
葵さん
   
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