フランスのパリをぶらぶら歩いていると、映画のワン・シーンを思わせる光景に出会うことがよくあります。
セーヌ川がパリの町を二分するように緩やかに流れ、その中心にシテ島のノートルダ ム大聖堂があり、その北側に位置するのがレ・アール地区。
ここは、かつて大規模な中央市場でしたが、1969年にパリ郊外へ移転された後 、ガラス張りのモダンでおしゃれな大ショッピングセンターに生まれかわり、大勢の人々が集るようになり、流行やアートの発信地になっています。
そして、世界的にも近代芸術で有名な「ポンピドゥー芸術文化センター」は、国立近代美術館もあり、工事中の足場を思わせるような自由なデザインの建築物です。
そのすぐそばの広場には、大道芸人達がいたり、奇抜なカラーでデザインされたヘビ や大きな赤い唇のオブジェの噴水があったりで、大人も子供も楽しませてくれるところです。 そのなかにあるメリーゴーランドでは、女の子が嬉しそうにママに手をふりながら子馬に乗っていました。
お母さんのほうを見ると、さりげないおしゃれなフッションで、笑顔の素敵な女性でした。
かわいい女の子とのやりとりは、一コマの映画のよう。
パリジャンに成長した女の子の姿が自然と想像がついてしまうのでした。 |