白亜のドームの美しい建築物、タージ・マハルが、インドの地方都市アグラのヤムナー河の湖畔に建ち、世界各地から訪れる人の心を魅了しています。
首都デリーから列車に乗って南へ4時間ほどでアグラのカント駅に着きます。
インドの中で最も人気のある観光地ということもあり、オートリキシャのおにいさんはトラブルメーカーそのものですが、とてもエネルギッシュで明るくうるさい姿は、なぜか憎めないところがあります。
早朝のタージ・マハルへ行くのに、近くの小さなホテルから散歩しながらゲートへ着きました。
中へ入ると、時間も早いせいか人も少なく、すがすがしい真っ白な建築物が忽然と現れます。壮大な白大理石で、シンメトリーの美しいこの建物は、ムガール時代の皇帝が愛する妻のために築いた霊廟であり、インドのイスラム建築様式の最高芸術です。
ここを訪れる人々たちは、あちこちの場所を選んで、まるで撮影大会のようでもあり、この女の子が座っているベンチはいちばんの人気スポット。
太陽が高くなるにつれて、訪れる人の行き交う姿が多くなりつつも、水鏡に姿を映すタージをうっとりと眺めていた私でした。
|