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街道の、老人とロバ
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アフリカ大陸の北西に位置し、地中海と大西洋に面しているモロッコは、ヨーロッパに一番近いアフリカです。
モロッコ、そしてカサブランカという響きから、映画『カサブランカ』を思い浮かべる人も多いかもしれませんが、大西洋沿岸にあるこの街は、ヨーロッパの影響を受け、経済の中心地としても発達しています。
そして、緑豊かな大地やダイナミックなアトラス山脈、広大なサハラ砂漠などの厳しくも美しい大自然をもっていて、またフランス統治下時代によるヨーロッパ文化と融合した、エキゾチックで神秘的な中世のイスラム文化を守っています。
カサブランカから古都マラケシュへ向かう街道の途中、茶系の大地に茶色い箱型の家々が並び、ナツメヤシやオリーブの木々、赤くまるい花をつけた巨大サボテンなどが並ぶ景色のなか、 ロバに乗ったおじいさんの姿が、ひょっこり現れました。
思ったよりも早い足取りのリズムでやってきた彼らは、お互いが小柄で、目元のやさしいロバとおじいさん。
この絶妙なコンビに思わずドキリとした私は、シャッターをきり、通りすぎいくロバとおじいさんの後ろ姿を、いつまでも眺めていました。 |
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撮影者名 |
しのざきのりこ |
プロフィール |
埼玉出身。
OL時代からの旅行好きで、ヨーロッパ各国を初め、オーストラリアなどをあちこちを見て歩き、ファインダー越しの世界のとりこになる。なかでもアジアに魅せられ、インド大好き!
自らもヨーガやインド舞踊に親しむ。 |
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<バックナンバー>
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